● Best Western Hotel
いよいよ「地の果てタスマニア」である。
朝方、外に出てみる。
「ウー、寒い」
ホテルの周りを探索してみる。
ここは坂の街である。
● ホテル前の坂を上がってみる
ここの住宅はなかなか凝っていて面白い。
古いタイプの家がそちらこちらに残っている。
3つほど挙げてみる。
まずはレンタカーを取得しないといけない。
でも事務所はホテルから10分ほどのところにある。
待っている間に息子が引っ張ってきてくれた。
車は「KIA」のカローラクラスのものであった。
なぜこのようないい加減な旅行計画が出来上がったかというと、息子がレンタカーで回ってくれるということがあったからである。
私と家人であったなら、ツアー旅行になり、単独で回るにしてもしっかりと旅行社に行って計画を組んだと思う。
だが、レンタカーで運転手つきとなると、端から計画などなくなってしまい、行かれるところに行こう、というあなた任せになる。
KIA の車だが総体的には悪くない。
難点をいうとサスペンションが悪い。
普通なら小さなデコボコは車の方で吸収してくれるはずである。
しかし、この車、その振動がもろに客席に伝ってくる。
なにか小型トラックに乗っている感じで、乗用車に乗っている感じがしない。
日本車でもアメ車でも走っているときは地面に吸い付くように安定感抜群に走るのだが、この車、道路を走っていますよ、と宣言しながら浮くように走っている。
安いのであろうが、ちょっと買いたいという触手は動かない。
なを料金だが5日間で保険を含めて256ドルである。
一日あたり50ドルである。
安いと思う。
なにしろ3人なのだから。
● レンタカー書類
まずはウールワースへいって水やお菓子、食料などを買い込む。
クイーンズタウンへは250キロ以上ある。
国立公園地区に入ったらまず何もないと覚悟しないといけないだろうとは思っている。
ホバートを抜けるところに小さな湖が見えた。
そこに鳥がいたのだが、車窓から見ただけなので確定はできないが、どう見てもあれは黒鳥である。
形といい、大きさからいうと白鳥になるが、色は黒である。
もしかしたらタスマニアは黒鳥の宝庫なのだろうか。
【参考】
『
wikipedia コクチョウ
オーストラリアに生息する固有種。
内陸部の乾燥地帯と、ヨーク岬半島を除く全土に生息している。
オオハクチョウなどのように渡りを行わず、季節や環境の変化により移動を行う漂鳥である。
オーストラリア唯一の固有のハクチョウ属であるが、コブハクチョウが移入されている。
西オーストラリア州の州の鳥。
』
ホバートを出たところにニューノーフォークという街がある。
その中心地に折れて、昼食を兼ねた朝食を摂る。
この食堂にはトイレがない。
向こうの公衆トイレへ行ってくれという。
この街のすべての店がどうもそういうシステムらしい。
というのはそこそこの設備のあるレストランやホテルをの除けばみなそうなっていた。
たとえば、クイーンズタウンの食堂もそうであった。
街道筋のカフェは近くに公衆トイレがあるわけではないので、店の後ろについていた。
よって一度外へ出ないと行かれない。
ここから少し先のハミルトンというところでは、その後ろにあったトイレがなんとイベントなどで使われる仮設のトイレが置かれていた。
どうも、タスマニアというところは建築法でトイレの規制があるのではないだろうか。
そんな感想をもったのだが。
いよいよ国立公園に入っていく。
といってもただ車に乗っているだけなのだが。
バイキーズが2組いた。
後ろのスゴイ数のバイキーズとは次の休憩所で出会ってしまった。
30台くらい、黒ジャンパーのオッサンたちは壮観である。
このクネクネ道はツーリングにはもってこいのコースなのかもしれない。
さて、今日の唯一の見学地が「セント・クレア湖」である。
「国立公園だ!」と、内容も知らずにただそれだけで来てしまったのだが。
帰ってきて調べてみるとちゃんと出ている。
【参考】
『
Wikipedia
クレイドル山=セント・クレア湖国立公園 タスマニア州
クレイドル山=セント・クレア湖国立公園 (Cradle Mountain-Lake St Clair National Park)はオーストラリア・タスマニア州の北西地域にある広大な国立公園で、中心の山はクレイドル山、中心の湖はセント・クレア湖である。
1982年、クレイドル山=セント・クレア湖国立公園を含むこの一帯は、タスマニア原生地域としてユネスコの世界遺産(複合遺産)に登録された。
国立公園として、公式には「クレイドル山=セント・クレア湖国立公園」という1つにくくられた公園だが、面積は1,614平方㎞で東京都23区(621平方㎞)の約3倍と広大である。
「クレイドル山国立公園」と 「セントクレア湖国立公園」は、性格は異なり、公園内に両方を結ぶ車道はなく、アクセス方法も別なので、便宜的に、クレイドル山国立公園とセント・クレア湖国立公園に分け、項目を別々に立てて説明する。
ここでは、共通点と全体像のみを記載する。
神秘的な自然美にあふれる山と湖、深い樹林、静かにたたずむ湖・小川、人に慣れていない野生動物・鳥、手つかずの樹木、横たわり朽ち果てる倒木の数々。
クレイドル山=セント・クレア湖国立公園は大自然の宝庫である。
タスマニアの冷温帯雨林(Cool Temperate Rainforest)がある。
夏にワイルドフラワーの花が咲き、秋の森林に紅葉が広がる。
文明に汚されていない大自然を求めるなら、ここが、タスマニア観光の頂点であり、オーストラリア全体でもトップクラス、いや、世界のトップクラスだろう。
宿泊施設、道路、トレイルはそれなりに備わっている。
クレイドル山国立公園とセント・クレア湖国立公園の間を移動する車道は公園を遠回りする車道があるが、それとは全く別に、この間を徒歩で行くことができる。
その道は、オーバーランド・トラック(Overland Track)で、オーストラリアで最も有名な遊歩道(トラック)の1つである。
オーバーランド・トラックは、食料を全部自分で持ち、
65kmの行程を約6日間かけて、山小屋に宿泊しながら歩く。
』
ちなみに「セント・クレア湖国立公園」を検索したら「作成中」であった。
『
「セント・クレア湖国立公園」を作成中
ウィキペディアには現在この名前の項目はありません。
』
セント・クレア湖の案内所に着く。
駐車場券を購入する。
値段は、資料を探しているので、あとで書きます。
これが公園維持費になる。
24時間使えるので、その間他の見学地に行ってもこれを車に置いておけば駐車場が使える。
といっても、ここを除けば駐車場の管理人などはいない。
夏場の観光シーズン以外は置いていないのではないだろうか。
別にその駐車場を使う必要もなく、適当に十分広い路肩があったらそこに止めても支障はないわけで’ある。
● セント・クレア湖入り口の案内所
●下段のパンフの「P」のパーキングが24時間有効になるチケット
これが形式的に国立公園入場料になる
● 周辺国立公園の観光スポット案内図
右上の「Lake St Clair」がセント・クレア湖である
「●」の書き込みが現位置になる。
航空図で見てみる。
中央右の白い部分が駐車場・案内所などの施設になる。
● グーグル航空図による案内所位置
さてではセント・クレア湖へ向かう。
この案内所の裏手がすでに湖であるが、雨林の中をまわるように遊歩道があってそれに合わせて進むことにする。
長い旅路のあと、セント・クレア湖が見えてくる。
そこがカモノハシの見れる場所という。
といっても「運がよければ」の話。
「こんなところにカモノハシって住んでいるんだ」
と感じられればいいといったところ。
● 覗き窓:ただしここからみるには双眼鏡がいる
● 水面がこんな感じならカモノハシが泳いでいる
● カモノハシが見られる場所
案内所の話では「何とか」というところに朝早く行ってジット待っていれば会えるかもしれない、とのことであった。
いよいよセント・クレア湖に降りてみる。
雨林をかき分け、歩きにくい湖水際を回るコースの終着点は先ほど出発した案内所である。
ビールを一杯飲みたいのだが、と思ったが食堂は店じまいに入っていた。
もう少し、ガマンしよう。
● 案内所の後ろ:サーキットコースを戻ってくるとここに出る
さて、セント・クレア湖を後にし、謎の街「クイーンズタウン」へと向かうことになる。
普通「クイーンズタウン」といえば誰もがニュージーランドの街を想像する。
どういうところかというと、Wikipediaによれば、
「クイーンズタウンは、ニュージーランド南島のオタゴ地方の内陸、ワカティプ湖畔に面した町である。
周囲の山々に囲まれたその美しさが「ヴィクトリア女王にふさわしい」と名づけられたことに由来する。
世界的に有名な観光・保養地である。」
とある。
だがどうもこちら、タスマニアのクイーンズタウンは相当に違うらしい。
どう違うか、それが謎である。
セント・クレア湖から約80キロである。
● 右下の「ホバート」から「Lake St.Clair」に来たわけである。
これから左の「Queestown」へ向かうことになる。
そろそろ飽きてきたころやっと「welcome QUEENSTOWN」となる。
目の下に広がる寂しそうなちっぽけな街がクイーンズタウンである。
「Queen」などという華やかさは微塵も感じられない。
この「Welcome」小屋の中はというと、クイーンズタウンの歴史的案内が展示されている。
この街は昔、鉱山開発で潤い繁栄した街なのである。
いまはその昔の栄華の面影も消えつつある。
日本風に言えば筑豊か夕張といったところだろうか。
採掘された鉱物はスズ、金、銀、銅、亜鉛、鉛である。
打ち捨てられた街である。
ひっそりと昔の栄光を養分にかろうじて生き延びているような印象をあたえる。
ちなみに人口はというと、「2千人弱」である。
採掘によってここの山は丸ハゲになっている。
一部に植林も行われているが緑を取り戻すには100年、200年とかかるだろう。
いまは採掘は行われていないが、掘ればお宝が出てくるかも。
我々の次にやってきたステーションワゴンの車には5人の中年高年の男女が乗っていた。
これが、なんとそれがわれわれの隣のコテージの宿泊客であった。
山を降りるとすぐにコテージに向かう。
といっても、やはり小さな街である。
つまり、
裏寂れた廃坑の街、それが「クイーンズタウン」
なのである。ニュージーランドのそれとは天と地ぐらいの差がある。
このクイーンは女王とは何の関係もないらしい。
ではなんでこんな街に
「クイーンズタウン」という優雅な名称がつけられたか
という疑問が出てくる。
近くにクイーンズ渓谷と名付けられた川があって、その側にできた街だから「クイーンズタウン」になったという他愛もないことのようである。
現在のデンマーク皇太子妃はタスマニア出身であり、もし娘が生まれたらこれをクイーンに推戴した「タスマニア王国」になる可能性もある。
現在の「タスマニヤ共和国」から「タスマニア立憲君主国」と名前を変えて、オーストラリア連邦に参加することもありえる。
冗談のようにも思えるが話題にはなりえる。
『
wikipedia クイーンズタウン、タスマニア州
http://en.wikipedia.org/wiki/Queenstown,_Tasmania
』
『
コトバンク
https://kotobank.jp/word/%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%BA%E3%82%BF%E3%82%A6%E3%83%B3-54792
クイーンズタウン Queenstown
オーストラリア,タスマニア州西部の鉱山町。
6km北のマウントライエル鉱山で採掘した銅を精錬する。
鉱害により周囲の植生が破壊されたことで知られる。
西岸の港町ストラーンとの間の鉄道は撤去され,道路でホーバートと結ばれている。
』
地図の下のマークのところがコテージの場所。
すぐに見つかった。
ちなみに上の大きいマークは駅である。
薄緑色の平屋建て4棟がそのコテージ。
一番右はオフィースになっていて、左の3棟が貸し出されているようである。
管理人の案内を受けていたら、先ほど会ったステーションワゴンが後ろに止まった。
我々は左から2棟目のコテージへ、彼らは一番左のコテージであった。
ちなみに右から2棟目には老年のご夫妻が宿泊していた。
名称は「Mt Lyell Anchorage」である。
『
トリップアドバイザーマウント ライル アンカレッジ ホテル Mt Lyell Anchorage
http://www.tripadvisor.jp/Hotel_Review-g261600-d1752199-Reviews-Mt_Lyell_Anchorage-Queenstown_Tasmania.html
3.5星のコテージ
』
泊り客が調理することになる。
よって台所は家庭のものと同じ仕様である。
食器、ナベ、フライパンのたぐいはすべて揃っている。
冷蔵庫には2Lの牛乳とオレンジジュースが入っている。
卵も10個ほどあり、テーブルにはバナナが一房おいてあった。
調味料から油、コヒーに紅茶、塩コショウ砂糖などは揃っているので、近くの「IGA」にいって必要なもの買い求めれば食事ができるというわけである。
横の庭に植えられて野菜は自由に食べていいという。
そこでプチトマトや葉野菜などをとってきてサラダにした。
ちなみに、翌日「足りたか、足りないものはないか」と聞きにきた。
● コテージ周り
● ダイニング・キッチン
● 各部屋と洗面所
風呂はなくシャワーのみ。
こちらはだいたいこの仕様である。
落ち着いたところで夕食は、となる。
食べにいかないといけないのだが、なんとここには夜に食事のできるところは2件しかないという。
一つはエンパイア・ホテルに併設されたレストラン、もう一つはピザ屋という。
まさかピザ屋に行くわけにもいかないだろう。
ホテルのレストランへいったら、コテージの右隣、左隣の方とも顔を合わせてしまった。
なにしろここしかまともな食事処がないのだから集中してしまう。
●翌朝に撮ったそのホテルの全景
●ホテルの後ろに併設されているレストラン「OASIS」、テスリのついたスロープから入る
「UNO」などのゲーム施設も置かれているレストランで広くはないが狭くもない。
それが満員である。
順番待ちで後ろの奥づまった部屋に案内され食事になった。
そこには数組いたが全部観光客で、そのからみの話題である。
観光情報を仕入れるにはうってつけである。
一杯飲んで宿舎に帰る。
シャワーを浴びて就寝する。
夜中、深々と冷えてくる。
布団に包まって縮こまっていた。
しかし、とても無理。
締め付けられるようななか、勇気を出して起きだし、ヒーターのスイッチを入れる。
そういえば、このコテージに入ったとき、リビングもベッドルームも暖房が入っていた。
ここはそんなに寒いところなのだろうか。
これでは電気代もバカにならないだろうと、寝ながら思ってみた。
洗面所を見てみると、タオル掛けは鉄の棒でこれにヒーターが通っていて温かい。
一晩もかけておけばパリパリに乾いてしまう。
こういう器具は初めて見た。
どこに暖房器があるのかというと天井についている。
空気は暖められると上に登るから、暖房機はできるだけ低いところに置くのが常識。
ところがここでは天井灯の横に暖房ランプとしてついている。
これが結構温かい。
通常、ここは石炭発電だがタスマニアは湖が多く、どうも水力発電が発達しているらしい。
人口が少ないのでもしかしたら電力料金はひどく安く設定されており、故にかくもふんだんに電気が使えるのかもしれないなどと思ってみたりした。
日本で「地の果て」はどこかと考えるに、どうしても網走番外地を思い出してしまう。
ここ「地の果てタスマニア」は暖房完備で温かいのである。
【相当にいい加減なタスマニア旅行】
_
『
wikipedia カモノハシ(鴨嘴、Ornithorhynchus anatinus)
オーストラリア(クイーンズランド州東部、ニューサウスウェールズ州東部、ビクトリア州、タスマニア州)。
カモノハシがヨーロッパ人により最初に発見されたのは1798年のことであり、カモノハシの毛皮やスケッチが第2代ニューサウスウェールズ州総督であったジョン・ハンターによりグレートブリテン王国へと送られた。
英語の一般名である“platypus”はギリシア語で「平たい」を意味する“πλατύς”と「足」を意味する“πους”からなり、「扁平な足」を意味する。
英語の一般名である“platypus”の統一された複数形は存在しない。
初期のイギリスからの移民達は「水モグラ」という意味の“watermole”や「カモのくちばし」を指す“duckbill”、「カモモグラ」を意味する“duckmole”など様々な名前で呼んでいた。
また、カモノハシ類は一種しか現存していないものの、“duck-billed”(カモのくちばし)という形容詞が前につけられ“Duck-billed Platypus”と呼ばれることがある。
全長はオスで最大630mm、メスで最大550mm、尾長は85 - 150mm、体重はオスで1 - 3kg、メスで0.7 - 1.8kg。
全身には1cm²辺り600本以上の柔らかい体毛が生えている。
体毛の色は背面は褐色から茶褐色で、腹面は乳白色である。
外側の毛は水を弾き、内側の毛は保温性に優れている。
名前の通りカモのように幅が広く、ゴムのような弾性のあるくちばしを持ち、外見上の大きな特徴の一つとなっている。こ
のくちばしには鋭敏な神経が通っていて、獲物の生体電流を感知することができる。
四肢は短く、水掻きが発達している。
オスの後脚には蹴爪があり、この蹴爪からは毒が分泌されている。
メスも若い時には後脚に蹴爪があるが、成長の過程で消失する[2]。
哺乳類ではあるが乳首は持たず、メスが育児で授乳の際は、腹部にある乳腺から乳が分泌される。
オスの後足に見られる石灰質の蹴爪。ここから毒を分泌する
カモノハシはオスもメスも蹴爪を持って生まれるが、オスのみが毒の混合物を分泌する蹴爪を持っている。
イヌのような小動物を殺すのには十分な強さの毒で、ヒトに対しては致死的ではないものの、被害者が無力になるほどの強い痛みがある。
毒による浮腫(むくみ)は傷の周囲から急速に広がり、四肢まで徐々に広がっていく。
事例研究から得られた情報によると、痛みは持続的な痛みに対して高い感受性を持つ感覚過敏症となり、数日から時には数ヶ月も続くことが指摘されている。
だが、ヒトがカモノハシの毒で死亡した例は報告されていない。
毒はオスの足にある胞状腺で生産されており、この腎臓の形をした胞状腺は後肢の踵骨の蹴爪へ、管によってつながっている。
メスのカモノハシは、ハリモグラ類と同じで、未発達の蹴爪の芽があるが、これは発達せずに1歳になる前に脱落し、足の腺は機能を欠いている[7]。
毒は哺乳類以外の種によって生産される毒とは異なった機能を持つと考えられている。
毒の効果は生命に危険を及ぼすほどではないが、それでも外敵を弱めるには十分な強さである。
オスのみが毒を生産し、繁殖期の間に生産量が増すため、この期間に優位性を主張するための攻撃的な武器として使われると考えられている。
群れは形成せず単独で生活し、夕方や早朝に活動が最も活発になる薄明薄暮性である。
水中では目を閉じて泳ぐが、くちばしで生体電流を感知し獲物を探す。
動かなければ最大で11分ほど水中に潜っていることができるが、通常は1-2分程度である。
食性は肉食性で昆虫類、甲殻類、貝類、ミミズ、魚類、両生類等を食べる。
陸上を移動する場合、前足が地面に着く時に水掻きのある指を後ろに折りたたむようにして歩く。
水辺に穴を掘り巣にする。
巣穴の入り口は水中や土手にあり、さらに水辺の植物等に隠れ、外からはわからないようになっている。
繁殖形態は哺乳類では非常に珍しい卵生で、巣穴の中で1回に1-3個の卵を産む。
卵の大きさは約17mmで、卵殻は弾性がありかつ粘り気のある物質で覆われている。
卵はメスが抱卵し、約10-12日で孵化する。
受精卵の卵割は、哺乳類のなかで単孔類だけが不等割である。
子供はくちばしの先端に卵嘴を持ち、卵嘴を使用して卵殻を割って出てくる。
成体の4分の3程度の大きさになるまでに離乳し、約4ヶ月で独立する。
メスは約2年で成熟する。
寿命は最大で21年。
』
『
世界で最も奇妙な哺乳類「カモノハシ」
http://matome.naver.jp/odai/2138503715820337801
』
_